ヴィーナスは病気だった?

イタリア・ルネッサンスの代表的な画家、ボッティチェルリの名画に「ヴィーナスの誕生」があります。海の泡から生まれた女神ビーナスが貝にのり、岸に吹き寄せられている場面を描いた絵です。
この絵に描かれるヴィーナスにはモデルがおり、ボッティチェルリの隣家に住んでいたシモネッタ・ヴェスプッチ(メディチ家の当主ロレンツォの弟ジュリア―ノの愛人)だったといわれています。
絵の中のヴィーナスはなまめかしくて優美ですが、なで肩で首が細長く、頬に張りがありません。よく見るとなんとなく病的な印象もありますが、これは肺結核の兆候なのではないかという研究者もいます。
ヴィーナスのモデルであったシモネッタは絵の描かれる10年ほど前に結核で亡くなっています。

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